マングローブって何?

住用村マングローブ国定公園特別保護地区は、役勝川、住用川の合流するデルタ地帯に連なる71ヘクタールに及ぶ群落です。
マングローブとは熱帯・亜熱帯の河口の湿地帯や沿岸部の干潟に生育し、潮汐によってある時間冠水される湿地に生育する樹木群の総称です。主としてメヒルギ・オヒルギからなり、その周辺にはシャリンバイ(車輪梅)・ハマボウ・サキシマスオウノキ(アオギリ科)・ナンテンカズラなど南方系の樹木約30種以上が混成し、野鳥の宝庫となっています。
マングローブの林床には、甲殻類のオキナワアナシャコの営巣による円錐状の土塚・二枚貝(シナレシジミ)・ガザミ・ハゼ・チヌ等を始め、その上流には、今絶滅の危機にさらされ保護の声が高まっている、天然リュウキュウアユ等さまざまな生き物が生息し、その重要な生息源となっているのがマングローブ原生林です。
昭和49年2月15日に奄美群島国定公園特別保護区に指定されました。
 

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